青空ライン~君が居た青春~


「りょーちゃん……っ、ほんとにこれでよかったのかなぁっ……?!私……なにが正解なのか……わかんないよ……。」


「……それは、俺にもわかんない。でも、さstar - meicarのメンバーだって、勿論still kingのメンバーだって、波瑠の笑顔がみたいのは、一緒だと思う。」


私の……笑顔がみたい……?
プロデューサーの笑顔を……?


「笑顔がみたいっていうのは、幸せになってほしいっていう意味。」


幸せになってほしい……?
こんな出来の悪いプロデューサーに?


「波瑠、ステージ裏に行こう。」


りょーちゃんはそう言って私の手を引っ張る。
ステージ裏って……star - meicarの皆がまだステージに立ってるんじゃ……。


「波瑠はお礼を言いたいんだろ?」


私はりょーちゃんの問いにコクンと頷く。
皆に、いろんなことを教えてもらって……私がプロデューサーになるためにいろんな手伝いをしてくれたから。

star - meicarのおかげで、私は笑顔でいることができたから……。




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