青空ライン~君が居た青春~
「でも……ありがとう、波瑠ちゃん……。」
「……うん。」
「波瑠ちゃんもプロデューサー頑張ってね、僕達も応援してるから!」
「……っ、ありがとうっ……!」
そして優斗くんは優しく微笑んだ。
優斗くんの笑顔、モデルをやっていた時よりずっと見る回数が多くなったのは気のせいかな。
優斗くんは、star - meicarに入って浩輝くんたちと仲良くなって、明るくなったと思う。
そりゃモデルの時はいろいろあったからかもしれないけど。
「私……star - meicarのプロデューサーになれてよかった……。」
「僕も、波瑠ちゃんがプロデューサーでよかった。」
私は優斗くんに教えてもらった。
――人は誰かと関わることで強くなることができるんだ――
――"応援してるから"その言葉だけで、人はきっと前に進めるはずだ――
神様。
どうかstar - meicarがこの先、いい成績を残せますように……
私は暗くなりつつある空を観ながら願った。