青空ライン~君が居た青春~
「んじゃ、神里はもうプロデュース行ってきていいぞー。」
「はい。」
「藤宮は俺と一緒にstar - meicarのところに行くぞ。」
「はぁい♪」
……なんかもう馴れちゃったな、藤宮さんのたかーーーーい声。
ま、いいや、もうstill kingのプロデュースしてきていいんだよね♪
今日のメニューは、学院のX'masイベントのことについて話し合うんだっけ。
「神里、X'masイベントの事だが、この企画書に目を通しておいてくれよー。」
私は直山先生から企画書を受けとる。
つくづく思うけど……この学院の企画書って、すごく厚くて量が多いよねー……。
何キロあるんだって感じだ。
「わかりました。」
私は軽く返事をして、職員室のドアへと向かう。
藤宮さん、ちゃんとプロデューサーとしてやってくれるよね……。
私は心配になりながらも、もうここからは私が入ってはいけないことだと、その気持ちを閉ざす。
もう、私が関わってはいけない……。