青空ライン~君が居た青春~

……!
嘘……でしょ……?
まさか……皆に限ってそんなことって……。

私はあることに気がついてしまった。
それはあまりにも皆には信じがたい事実で。

誰か……ちゃんと真面目に練習に出ていないってこと……?

なんで……なんで……。 


いつの間にか、star - meicarの皆はステージに居なくて。
違うユニットがステージに立って踊っていて。
そうしてどんどんオーディションは進んでいって。
私はどうやって審査をしたのか、覚えていなかった。


「それでは、審査終了ですー。今からポイント集計するので、審査表を回収しまーす。」


私はふらふらしながら、直山先生に審査表を渡すと、近くにあったイスに腰掛けて、重い瞼を強く閉じて、夢の中へ行ってしまった。



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