青空ライン~君が居た青春~


「2位、pom flower。3位、ring hell。4位、nightduck。5位、heaven。」


次に告げられた言葉のなかに、star - meicarの名前はなかった。
 
 
「さぁ波瑠、still kingのところに行ってきて?あの子達、待ってると思うし♪」


「……わかりました。」 


私は川村社長にそう言われて、はっと我にかえる。

……私がstar - meicarを気にかけることは許されることじゃない……。
私が気にかけなきゃいけないのは、still king なんだから……。

私は自分にそう言い聞かせて、still kingのいる控え室へと無我夢中で走った。

皆でつかみとった、たったの5組という枠。
はやく……みんなにおめでとうって、言わなきゃ。



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