青空ライン~君が居た青春~
――バンッッッ
「皆っ……おめでとう……!」
私はすぐさま控え室のドアを開けて、いきなり開いて、すごい音を出したドアにビックリしている皆に言った。
「え……まさか……合格したの……?」
「うん……っ、そうだよ……!おめでとう……っ、ほんとにおめでとう……っ。」
私はそう言って、ドアの前で泣き崩れてしまった。
……ただ合格して嬉しくて泣いてるだけじゃない。
……嬉しい気持ちや、悲しい気持ち、複雑な気持ちを抱いていた私は、ただただ涙を流すしかなかった。
「波瑠……。」
「波瑠、もう泣くな……。合格したんだし、あとは練習あるのみ、だろ?」
そう言ったりょーちゃんは、とても優しかった。
……あぁ、きっとりょーちゃんは、私が嬉しくて泣いてるだけじゃないってこと、ちゃんとわかってるんだなっておもった。