青空ライン~君が居た青春~
「プロデューサー科を受けたいんです。」
「ほんとに?!合格したら、同じ校舎だね♪」
「はい……。あ、でも、私、still kingのプロデューサーは、狙ってないので!あの、だから……その……安心してください!」
そう言って、いきなり慌てる茉優ちゃん。
ふふ、可愛いなぁ。
ゆーちゃんが溺愛する理由がわかるよ。
「ふふ。うん、わかった。……西園寺を受けるのは、やっぱりゆーちゃんがいるから?」
私は少し冷やかしながら茉優ちゃんに聞いた。
「え!いや……う……その……そっ、それもあるんですけど……。」
と言って顔をすごく赤くする茉優ちゃん。
……なにこの子、超可愛い……。
ゆーちゃんがうらやましくなってくるわ……。(おいおい)
「波瑠さんに憧れてて、西園寺がいいなぁって……思ったんです。」
「わ、私に?!」
私なんかを憧れを抱いてくれるなんて……!
嬉しいけど……全然憧れを抱いてもらう部分が見当たらなくて悲しい。