青空ライン~君が居た青春~
「遊佐がいつも言うんです。波瑠さんはいつもアイドルのことだけを考えてくれる、すっごくいいプロデューサーだって、すっごく嬉しそうに。」
そう言って優しく微笑む茉優ちゃん。
ゆーちゃん……そんな風に思ってくれてたんだ……。
「最初は……ちょっぴり波瑠さんに嫉妬した時もありましたけど、波瑠さんには遼さんがいますし……。」
それを言われた瞬間、私の顔は、真っ赤なリンゴのように顔が赤くなった。
私にはりょーちゃんが……ねぇ……//////
「なにより、プロデューサーという私の夢の仕事をしている、尊敬できる人だから、西園寺学院がいいなぁって思ったんです。」
そう言って茉優ちゃんは、嬉しそうに微笑んだ。
……そう思ってくれる人がいるなんて、嬉しいな……。
プロデューサーとして、まだまだ未熟な私だけど、それだけで頑張れる気がするから。
「……よし、できた!……どうですか?波瑠さん、すっごく綺麗ですよ。」
「……!ありがとう!」
別人みたいに変わった私は、驚きながらも茉優ちゃんにお礼を言った。