青空ライン~君が居た青春~
―――still king倉庫――
「皆頑張ってね、プロデューサーだから、ステージの方でいろいろやらなきゃいけないからあんまり見れないけど……。」
「うふふ、じゃあ波瑠ちゃんに届くくらいまで、お客さんの歓声を大きくしとくわね♪」
「うん!」
「波瑠もぶっ倒れないくらいで頑張れよ。」
「勿論!」
皆は私に微笑んで、
「じゃ、」
「「「「「いってきます」」」」」
「いってらっしゃい!」
皆は笑顔で手を振ると、馬車で倉庫の外へとでる。
私は皆の後ろ姿が見えなくなるまで、手を振り続けた。