青空ライン~君が居た青春~
藤宮さんの叫びとも言える、ヒステリックな言葉に、僕達は顔を歪ませる。
……そんなこと、一度だって思ったことないのに……。
「ほんと……なんなのよ……!あんた達なんて、消えればいいじゃない!!プロデューサーも!この学院も!!」
そう言って藤宮さんは、叫びながら僕達の方へと走ってくる。
……なんで?
藤宮さんに何があった?
僕達は何もできずにそこへ立ちすくむ。
そうして10秒もたたないうちに、藤宮さんは僕達の目の前にいて。
「いっ……った……。」
僕はいつの間にかそんなことを口にしていた。
突然身体中にくる激しい痛み。
それに耐えきれず、僕はそのまま床に倒れこんだ。
なんでこんなことに……。
波瑠ちゃん、僕はどうしたら……。
そうして僕はすぐに、意識を手放してしまったんだ。