青空ライン~君が居た青春~
*Ⅱ*波瑠の誇り
***
「つきましたよ。」
「ありがとうございました。」
そうして私達はすぐに車からでて病院の中へと走った。
お願い、どうか無事でいて……。
ただそればかり祈るだけだった。
病院に入ると、ロビーには社長と琉生くんと祥也くんが居た。
「波瑠!来てくれたのね……。」
私が来たことが余程驚いたのか、琉生くんと祥也くんは目を目を見開いている。
それでも私は二人と話すより先に社長に聞かなければと思い、社長に声をかける。
「社長、とりあえず細かいことまで説明してください。」
「え、えぇ……。」
社長に聞くと、簡潔的にはこうだった。