青空ライン~君が居た青春~
「波瑠、俺達は……結局波瑠に依存してるんだ、プロデューサーが藤宮さんにかわっても。やっぱり心のどこかで、プロデューサーは波瑠がいいって思っちゃうんだ。こんなことを言っても、波瑠を困らせるだけだろうけど……でも、ずっと波瑠と会いたかったんだ。だから……会ってあげてほしい……。」
……皆、私がプロデューサーがいいって思ってくれてたの?
こんな私でも、皆は会いたいって思ってくれてたの?
琉生くんの言葉に、ずっと堪えていた涙がとうとう溢れてしまった。
「……っ。ずっと思ってくれてたの……?」
「あぁ。今日波瑠がレッスン室に置いたチョコを皆で食べたんだ。そのチョコと一緒に添えられていた、"I support you in your tough times too. "、すごく嬉しかった。」
「チョコ、不味くなかった?」
「すっげぇ美味しかったぞ。浩輝なんて目をキラキラ輝かせながら食べてたしな。」
そう言った琉生くんはすごい笑顔で祥也くんと笑い出す。
私も食べている浩輝くんを想像して、笑わずにはいられなかった。