青空ライン~君が居た青春~


「……やっと笑ったな。」


「え?」


「いや、波瑠の笑顔、半年くらい見てなかったから……。でも波瑠は笑ってるほうがいいな、波瑠の笑顔は自分まで笑顔にさせる。」


私の笑顔は、笑顔にさせる……。 
そんなことを言われるのは、やっぱり照れ臭い。
あ、……そうだ、私は……star - meicarの皆と会うのも喋るのも久しぶりなんだ……。
私は今更なことを思い出す。


「……ありがとう。」


「浩輝はもう意識は戻ったから……会いに行くか。」


……浩輝くんは意識が戻ったってことは、優斗くんはまだ戻っていないってこと……?
私の表情も次第に強ばっていくのがわかる。
大丈夫かな……。



< 464 / 701 >

この作品をシェア

pagetop