青空ライン~君が居た青春~
「波瑠はどっちも大切にしてくれること、わかってるから。同じプロデューサーだったら、star - meicarとコラボライブなんてしても面白いと思うし。」
りょーちゃんはそう言って、優しく微笑んだ。
背中を押してくれるりょーちゃん達は、なんでこんなに優しいんだろう、と思ってしまう。
「だから、倒れないくらいで頑張れ。」
私は結局、皆に助けてもらってるんだと実感する。
私なんか、ダメダメなプロデューサーかも知れないけど。
皆の笑顔だけは守れるプロデューサーになりたい。
「ありがとう、りょーちゃん……。」
私は精一杯、りょーちゃんにお礼をいった。
「琉生くん、浩輝くんの病室ってどこ?」
「え?……あ、こっち。」
私は決意し、浩輝くんに会いに行くことに決めた。
私の誇り、なんてちっぽけなものかも知れないけど。
皆のプロデューサーであることが、私の誇りだから。