青空ライン~君が居た青春~
「……"welcome to fivekings country! ~魅惑のnightparty~"。」
「え?」
全員、私が一人ぼそっと呟いた言葉にはてなマークを頭の上に浮かべていた。
……あ、私、声に出てたかっ……。
「あ、いや……ツアーの名前、こんなのはどうかなーって思っただけ!」
「……ふーん、いいんじゃない、波瑠が考えるだけあっておしゃれ。」
「そうねぇー、また"魅惑"ってところが特にいいわよね~♪」
皆は私の突然の案に乗ってくれたようで笑っている。
……この名前でほんとにいいの?
私の問いは全員の声にかき消され、皆はあーだこーだ言って、何かを書いている。
「あの……皆?」
「波瑠、それでいくぞっ☆その名前なら、いいグッズも思い付きそうだっ☆」
そう言って當真先輩は、にやっと笑っている。
……この笑顔、なんか絶対たくらんでる……。
「あ……そうですか。」