青空ライン~君が居た青春~


「そうだね。」
  

……やっぱりりょーちゃんはstill kingのメンバーが大好きなんだなぁ。
私はそんなりょーちゃんに微笑み返して、白菜を切っていった。

白菜をすべて切り終わると、いいタイミングでゆーちゃんが来た。
きっと茉優ちゃんは来れるんだろうな、絵にかいたような笑顔だ……。
   

「……あら、ごめんなさいね~、白菜切ってくれてたの?」


「あ、うん。もう切り終わったよ。」


「ありがとう♪……あ、茉優、今日来れるらしいから、もうすぐ来るって♪」


そう言ってゆーちゃんは笑顔で私にピースをする。
……やっぱりか♪


「よかったね、ゆーちゃん!」


「ええ♪……はやくしちゃいましょうか♪」


「うん!」


そんな私とゆーちゃんのやり取りを見て、りょーちゃんは父親のような微笑みで笑っていた。




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