青空ライン～君が居た青春～

*Ⅱ*春フェスティバル

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｢春フェスティバル、開催だぁぁぁ！｣


｢やっほーーう！！｣


｢浩輝くん、はしゃぎ過ぎはよくないよ？！｣


3月31日。
3年生が卒業して、約２週間が経った。
そしてこの日、私達が1年生最後のイベント、春フェスティバルが今日開催される。
ちなみにこのイベント、3年生はほとんど出ていない。
3年生で出ている人は、2年生や1年生とユニットを組んでいて、卒業しても続けるという人だけ。
……とは言っても、春フェスティバルは中等部と合同だから、参加人数は多い。

春フェスティバルは、普通のライブとはちょっと違う。
いろいろなユニットが、合同でひとつのステージを作り上げるという、一大イベントがあって、ファンにも超必見。

だから、ファンの人も、勿論アイドル達も、朝からテンションが高いのだ。

……とは言っても、本番に遅れるわけにはいかないわけで……。


｢テンション高いのはいいけど、もうstill kingは会議室にいるから、早くいこう？｣


｢はーい｣