青空ライン~君が居た青春~

……star - meicarはなんと、優斗くん、浩輝くんがすごい勢いで傷を治して、春フェスティバルに参加することができた。

もうそれが嬉しくって嬉しくって。
私が気分が舞い上がりすぎて、star - meicarとstill kingの組むユニットを直前まで決めてなくて、りょーちゃんにすごい怒られた。 

でも、りょーちゃん達は……私に負担を掛けないように、それでいて自分達が楽しめるように。
……star - meicarとstill kingで組むことに決めてくれていたんだ。

 
「波瑠ちゃん、迷惑かけていろいろごめんね。」


優斗くんは本当に申し訳なさそうな顔で私に言った。
……別にそんな気にすることないんだけどなぁ。
そりゃ、優斗くんの仕事を後伸ばしにするのはちょっと手こずったけど。


「ううん、全然大丈夫だよ。傷が治ったからよかった。出れたことがほんとによかったよ~……。」


「うん、僕も出れてほっとしてる。ありがとう、波瑠ちゃん。」


そう言っていつもの笑みを浮かべる優斗くん。
……うん、いつものが一番輝いてるよ、優斗くんは。


「いえいえ♪」



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