青空ライン~君が居た青春~
「波瑠ー、優斗ー、もう入学式始まったみたいだから俺達も準備しないと。」
私と優斗くんが廊下を歩いていると、後ろから琉生くんが声をかけて走ってきた。
「琉生くん。……そっか、入学式が終わったら説明会があるもんね。」
「そうそう。特に波瑠はめちゃめちゃ忙しいんだからなー?プロデューサーの所属先を決めなきゃならないし。」
「あー……マジかぁ……。」
「あ、それと、2年生のプロデューサーも転校してきたらしいぞー。」
「2年っ?!」
そうして琉生くんはよかったな、と言って笑った。
……ってことはまた同い年のプロデューサーができるってことだよね?
どんな子だろっ!
私は考えるだけでうきうきと心が弾んだ。