青空ライン~君が居た青春~
そう言って笑顔で返してくれた琉生くん。
琉生くん……優しすぎる!
「波瑠がいなきゃ、浩輝を止められないしなー……。」
「あははっ、確かに!」
浩輝くんの暴れようと言ったら、毎日毎日すごい。
暴れる、というか……元気過ぎてついていけないんだよねぇ……。
「でも、波瑠は遠慮せずに団子とか食べていいからなー?浩輝はほっといていいし。」
「うん、食べるよ~、苺大福食べたい!」
「はは、波瑠は苺が好きなんだっけ?」
「そうなんだよね~♪小さい頃から、フルーツは大嫌いだったんだけど、なんでか苺だけ、大好きでね~。」
「苺はフルーツじゃないぞ?……まぁでも、苺が好き、なんてかわいいな。」
……くぅ……琉生くんってばさらっとかわいいなんてことを言うなんて……!
……嬉しすぎるじゃないか!
「ちょっと!!るいるいと波瑠にゃんでなに話してるの!はやく食べに行こうよ!」
そう言って浩輝くんはぷくりと頬を膨らまして、私と琉生くんの手をとって引っ張ろうとした。