青空ライン~君が居た青春~

holy wayの時だって、ずっとそれで悩んだから。……結局、私達が決めた道は……自分達を選んでしまった。  
それで正しかったのか、私は今でもわからない。 
きっと……still kingは、今……同じ状況にあるんだろうな……。
……それでも。


「私は……皆がしたいことを尊重すべきだと思う……。りょーちゃんが居なくても、still kingの最後がそれが一番だと思うなら、それでいいんじゃないのかな……。」


「……。そうねぇ……。」
  

「もうこの際、二人に決めてもらえば?あの二人がstill kingを作ったわけだし、あの二人についていくって、ユニットに入ったときからきめてたじゃん。」 


そう言って彼方くんは懐かしそうに夕暮れの空を見ている。
そして、彼方くんの後ろに座っている柊くんは、彼方くんの言葉にこくこくと頷いている。
  

「……二人がそうしたいって言ってるなら、アタシもそれでいいわよ。……波瑠ちゃんは……どう……?」  


「……それでいいよ。」


皆がそれにするんだったら、私はなにも言えないよ。
けど……それで、上手くいくのかな……。



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