青空ライン~君が居た青春~
「よし、目隠ししたなっ、じゃ、走るぞ~!」
「えっ、……あっ!ちょっっ、え~?!」
なにが起きたのか、まったく理解不能な私は、されるがままにどこかへ湊先輩と千晴先輩に連れていかれた。
私は目隠しをされていて、回りの景色がまったくわからない状況だから、ただただ怖くて先輩達に引っ張られるだけだった。
「あのっ、今からどこにっ?!」
「ふふーん♪それは内緒だ♪」
「まぁまぁ、黙って俺達についてきなよ♪」
湊先輩、ついていくというか、私、ただただ引っ張られてるだけなんですけど……。
そんなことを思いながらも、目的地には近づいているらしい。
これから、なにが起きるかなんて、予想も出来ずに……。