青空ライン~君が居た青春~
私は爽やかイケメンの先生の言うとおりに、職員室の奥へとすすんだ。
爽やかイケメンの先生は、自分の机だと思われるところの椅子にすわり、私の個人情報が書いてある資料を見ている。
ある程度見終わったあと、私の顔を見た。
「えーっと神里波瑠……だよな?」
「はい。」
これから何をするのだろう……。
「えーっとまずこの学院の説明をするよ。今いる職員室は、プロデューサー&アイドル科の職員室。この校舎はプロデューサー科、アイドル科の校舎だから、普通科の奴等などは入ることができない。だから、学生証を入り口にかざして入ってきてくれ。」
「わかりました。」
めんどくさいなぁ。まぁ変なファンが来るよりは断然良いけど。
「これが学生証。あ、神里は1年A組だからよろしく。あと、この学科には女子が神里しかいないが、いい奴等だから大丈夫だ。……ちなみに俺は直山だ。神里のクラスの担任を勤めている。」
へぇー、この人直山先生って言うんだ。
てか担任なんだね。
……私はある大切な部分を忘れていた。
ちょっと待てよ……。
女子が私しかいないだと……?
共学になったんじゃないの?!
本当ありえない……。
転入早々、まさかの事に驚く私。