青空ライン～君が居た青春～

｢ま、このイベントまで、あと３ヶ月もあるんだし。その時考えましょ♪｣


｢そうですね。｣


……川村社長が出世した理由って、やっぱりこの性格だからだろうな。
いつでも笑顔で、どんなときにでも落ち着いてて。
私も川村社長を見習わないと。


｢そーいえば会議中、night duckのメンバーは自由だったわよね～。｣


そう言う川村社長を見ながら、私は会議の時の様子を思い返す。
……そーいや、確かにnight duckは好きなことしてたなぁ……。


｢ですねぇ……。まったく緊張していないというか。｣


｢あれっそれって波瑠ちゃん、褒めてくれてるっ？｣


｢えっ。あ、湊先輩！……と、瞬先輩。｣


そうやってにこにこしながら二人は私達の方へと来た。
……褒めて……はないけど、まぁでも、すごいよね、あんなところで緊張していないなんて。