青空ライン~君が居た青春~
昨日、俺は一人で本を読んでいたら……。
當真、という着信がきた。
――「おーい!聴こえてるかぁっ!」
――「……っちょ、うるさいって。……當真から掛けてくるなんて珍しいじゃん。なんかあったの?」
――「いや、明日night duckがなんかの会議に出席するだろっ?それに波瑠が出るから、遼の見送りの日にヘリで迎えにいくから、ヘリのところまで、波瑠をつれてきてほしいんだ!」
――「早口でしゃべんないでよ~?……ま、でもなんとなく状況を読めたから、わかったけど。……波瑠は遼の見送りに行かないつもりなんだ?」
――「ぽいな~。俺らは二人のためになにもできなかったけど、最後くらい、何かしてあげたくてなっ☆」
あのとき、今思い返せば……當真も泣いたあとなんだと思う。
俺も昨日、聴かされたばかりだったし。
當真は慌ててたし……當真の回りには、他のメンバーも居てたっぽい。