青空ライン~君が居た青春~
「ちょっと止めなさいよ當真ちゃん!」
そう言ってゆーちゃんは止めに入る。
その間、當真先輩は、よほど傷付いた目をしていて。
……當真先輩とりょーちゃんの間には、誰もが踏み込めない絆があるからこそ、當真先輩は怒っているだろう。
「りょーちゃん、俺達ももっとりょーちゃんと一緒にやりたいこと、いっぱいあったからさ……まぁ、驚いてるけど。俺は……それが、橘遼っていう生き方なら、俺はなにも止めないから。」
「アタシも、彼方ちゃんと同じよ。」
「僕もです。……先輩として、尊敬している生き方ですから。」
「りょーちゃん……私もだよ……?」
りょーちゃんが、決めたなら、私がどうこういう理由はない。
それが、大好きな人の生き方なら……。
「……俺だってそうだよ。最後まで、悔いのないように生きろってしか、言えないけど。」