青空ライン~君が居た青春~


「だから~。え……っ?!あっ、皆?!」


やっと波瑠ちゃんは僕達に気づいたのか、少し驚いている。


「波瑠、久しぶりだな。」


「波瑠にゃんやっほぅ~♪なんか波瑠にゃん、別人のように綺麗になったね?!」


「ほんとなー。」


「きっ、昨日ぶりだね、波瑠ちゃん!」


「あはは、優斗くんはそうだね~。なんか皆すっごいアイドルオーラが出てきたね?」


そう言って嬉しそうに笑う波瑠ちゃん。
……笑い方は、変わっていないのに。綺麗になると、こんなにも笑顔が変わっちゃうんだなって思った。

……昔の可愛い笑顔がもう見れない寂しさの反面、そんな波瑠ちゃんの笑顔に、不覚にもドキドキしてしまう自分がいて。

まだ僕は、波瑠ちゃんが好きなんだって、再確認させられてしまうんだ。



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