青空ライン~君が居た青春~


「あ、雅は私が呼ぶまでスタジオに来なくていいから!」


「はぁっ?!」


「じゃあね~。」


そう言って波瑠ちゃんは雅という男の人の背中を押して、無理矢理スタジオの扉を閉めた。


「ふぅ。……ごめんね、皆。」


そう言って微笑む波瑠ちゃん。
なんか……綺麗だなぁ、ほんと……。


「全然っ☆……ってか、今日の打ち合わせってなに?なにも聞いてないんだよね、俺。」


「あー、今日はね、新しいシングルの曲の打ち合わせだよ~!」


「シングルか~、確かに最近出してなかったもんな。」


「でしょ?社長がもう出してもいいんじゃないっていうお許しが出てね、急遽曲をつくってもらって、皆に聞いてもらいたいなって思って!」




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