青空ライン~君が居た青春~

想い出と決意


***

私は思いきり二人の前で泣いたあと、大きく欠伸をした。


「大丈夫ですか?」


「あ、うん。ありがとね、柊くん。」


「もう、いきなり泣くから……ビックリしたでしょォ?」


「ごめんってば~。」


そんな感じにリラックスしながら、3人でおしゃべりしていると、私の携帯が鳴った。


「……もしもし?」


『あ、波瑠ちゃん……近くのカフェってわかる?』


「うん……?わかる……けど。」


『なら、今から来てくれない?』


「……?わかった。」


いつもより声のトーンが低い優斗くん。
……なにかあったのかな?

そう思いながらも、柊くんとゆーちゃんに行くことを伝えて、部屋から出た。



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