青空ライン~君が居た青春~
「私達はここで待ってる……だから、りょーちゃんは……still kingのとこに……行って?」
りょーちゃん……この意味、わかってくれるかな。
……きっと、わかってくれるよね。
りょーちゃんは私の顔を驚きながら見ていたけど、すぐに微笑んで歩き出していたんだ。
……きっとあなたに会うのは……もう最後だ。
……きっとじゃなくて……絶対。
もう、私は……絶対にりょーちゃんには会わないよ。
どんなことがあっても……ね。
「ねぇ、優斗くん……star - meicarの皆と、合流しよっか。」
「……うん、そうだね。……なにか美味しいもの食べに行こう!」
優斗くんにも……気を使わせてごめんね。
でも、こうでもしなきゃ……私も、優斗くんも、still kingの皆も……進めないから。
私がここに来ることも……もうないだろうな。
……でも、私は忘れないよ?
あなたが私を、一度でも隣にいてほしいと思ってくれたことを。