青空ライン~君が居た青春~
「うぇっ?!かっ川村社長?!」
「あら、お母さんじゃない♪」
「もー、皆ったらなにも連絡くれないんだから。心配して空港まで来ちゃったじゃない!」
そう言ってぷんすかしながら怒る川村社長は、なんともゆーちゃんに似ていた。
「ていうかそうじゃなくて、あなたたちstill kingとstar - meicarに超ビッグな仕事が来たのよ~うふふ♪」
心配して来たわけじゃないのね。
……とはいっても、あの川村社長がこんなにも嬉しそうに仕事のことを話しているということは、すごく大きな仕事なんだろう。
その話を後ろで聞いていた他の皆も、すごく反応していた。
「あのね~……、still kingとstar - meicarに東京のど真中でやるフェスにでてほしいっていう依頼が来たわけよ♪」
「フェス?フェスってあの5年前にやった波瑠が総合プロデューサーだったみたいなやつなの?」
「違うわよ、あれとはまったく格上のフェスよ♪だってあのときはU-18なのよ?今回は、すべてのアイドルの頂点を決める……得票数によって参加できるユニットが決められる、アイドルにとって最高峰のイベントの第一回が開催されるの!」