青空ライン~君が居た青春~
「いっつも強がってさぁ、一人で泣いてたよな……。」
「それは本当に自覚しております……。」
……りょーちゃん気づいてたんだね……。
私が一人で泣いてたこと。
「だから俺、内心超嬉しいんだけど。」
「え?!」
「やっと波瑠が俺の前で泣いてくれたって。」
そう言うとりょーちゃんは優しく微笑んだ。
……りょーちゃん……ありがとう……。
ガチャッ
え?!
いきなりスタジオの扉が開いた。
「りょーちゃん~遅くなってごめんなさいね~、ちょっとリーダー達を連れ戻しに……ってえ?!」
扉があいて入ってきたのは、still kingのメンバー達だった。
「「「「はぁ?!」」」」