青空ライン~君が居た青春~
*Ⅰ*過去
***
午後8時。
私は疲れた体で寮の中を歩いていた。
今日はほんとに疲れたぁ……。
普通に練習するときより疲れるんだなぁ、プロデュースって。
「波瑠、お疲れ様。」
「……?……りょーちゃん。りょーちゃんもお疲れ様ー。」
びっくりしたぁ。
後ろから急に声が聞こえたからちょっと驚いた。
「波瑠、今から時間ある?……久しぶりにいろいろ話したいんだけど。」
「うん!話そう!」
りょーちゃんから話そうって言ってくれるなんて嬉しすぎる!
私は久しぶりの再会から気分が高かったため、今もすごくテンションが高い。