青空ライン~君が居た青春~
私はうきうきしながらコモリユウトという少年の隣の席に移動した。
「んじゃあホームルーム終わりー。次の授業は俺だけど自習だからよろしくー。」
おい……。でも自習とかラッキーじゃん!
直山先生はそう言って職員室に戻ってしまった。
はぁー、今日は教材とかまだないから自習なんて出来ないんだけどな。
私は少し考え事をしていると、隣のコモリユウト君が話しかけてきた。
「神里さん、モデルとかやってた……?」
え、今その話?!
「え?!や、や、やってない……よ?」
「……?そーなんだ。あまりにも可愛いからやってるんだろうなーって思ってさ。」
「そ、そうかな……ありがとう。」
……可愛くないし!!
ていうか私、転校初日から猫被りすぎだよねー……。
ていうかいきなりバレそうだったような……。
ヤバイヤバイ。