派遣社員の孤独と憂鬱
寮まで連れて行かれるバスの中で、今から生活する町はどんな感じなんだろうと思い、窓の外の風景に目をこらせた。

窓から見えたのは、パチンコ屋が3軒と、ホームセンター、ファーストフードが1軒。

後は何もない。

そのくせ、空はドンヨリとよどんでいる。




街中に入ってきた。

コンビニは何軒かある。

そう思っているとバスが停まり、最初の寮で大半の人間が降りて行った。

僕の寝床はどんな処だろう。


< 16 / 88 >

この作品をシェア

pagetop