派遣社員の孤独と憂鬱
月曜の朝、4:30。

ありえない時間に目覚ましが鳴る。

本当に2連休やったとかいな。

時差を治すだけで終った週末。

ダルい。



月曜は何とか働いたが、火曜は午前8:00くらいに吐き気が襲ってくる。

便所でこらえてると、『高中さん、大丈夫か? 無理せんで今日は帰れ!』と、副班長が声をかけてくる。

お言葉に甘えて、帰らせてもらう。



だけど、その甘えのおかげで時差が完全には直らず、ずるずると水、木と休んでしまう。

『もう、要らん。』そう言われても仕方ないような状況を1週間で作ってしまった。





金曜に出勤すると、班長に呼ばれる。

『急な休みは現場に迷惑をかける。あんまり、こんな事が続くようやったら、入れ替えるからな。』

当然のお言葉だ。

馘にならなかっただけ、ラッキーだ。
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