派遣社員の孤独と憂鬱
そんな中、夏休み中の飲み会の出欠が採られた。

各名の名前が書かれた紙に出欠を記入していく。

ほとんどの作業者は欠席に印が打たれている。

僕の名前は・・・・、最初から書いてなかった。


そんなもんよなぁ、僕の存在なんて・・・。

その表情に気づいた班長が、声をかけてくる。

『高中、盆休み中の10日やけど、飲み会するけど来んや? まぁ無理強いはせんけど・・・。』

「はい、行きます。」

迷わず、答えた。

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