人をコロスヒト
再び二つの銀が交錯する。

一回

二回

三回



四回目で諦めてまた距離を開ける。

君ね、そんな物を持っていると危ないよ?

私が預かっておいてあげるから渡しなさい。

「それは君にだけは言われたくないね」

それは私に対する挑戦か?ギャグか?はっきりしなさい!

「…どちらかと言えば後者であると回答しよう」

だったら笑いなさい、

ほら、そんな徹底した無表情は止めて!

…笑顔の君が好きだよ?

「君みたいに狂喜の笑顔もどうかと思うけどね」

楽しい時は笑うのだ!

「ふぅん」

っていうか楽しくねぇし!

あんたなんで当たらないの!?

本当に腹立たしいな、君は。






「…なんでって







──同類だから」

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