一生続く恋をしよう。
昼休憩。さすがに社食では話しにくくて今日は外にランチに出た。


今日のランチを頼んだところで、早速本題を切りだそうとする。



けど。なかなか言えず。


困る私を見て、三木店長はフフっと笑う。


「牧田さん、この前はごめんなさいね。あの時はちょっと……糸川ともめて。まぁマリッジブルーってやつだったのよ。」


三木店長が先に来ていたアイスコーヒーにミルクを入れながら、核心をついてくる。



「………付き合ってるんでしょ?黒木君と。」


「あっ!その、はい……」


三木店長から切り出されて少し焦る。


「あの時は本当に酔ってて。黒木君とやり直すとか、ありえないし。」


そう言ってケラケラと笑う。


三木店長からの言葉にホッとする。


比呂人を信じていない訳じゃないけど、


やっぱり三木店長から否定された方が


安心するのが、本音だ。


胸のモヤモヤがなくなっていくのを感じる。


「それにねー。あの後、黒木君にこっぴどく怒られたのよ。

牧田さんに勘違いされて、避けられてる。
お前のせいだって。

あんな彼、初めて見たわ。

牧田さんがよっぽど大切なのね。」


三木店長の言葉に顔が赤くなる。


三木店長はそんな私を見て、


『黒木君が牧田さんの事好きな理由がわかる気がする。』


と言って微笑んだ。







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