抱き寄せて、キスをして《短編》
第三章
恋人の正体は
週末。
暇だなー。
合コンの予定もないしなあ。
いつもなら、仕事帰りに新太と鳥姫で飲み、帰り道にあるTSUTAYAに入ってお互いに借りたい作品を1枚ずつ選ぶのが常だ。
けれど、そんな日はもう来ない。
新太に恋人が出来たから。
あれ以来私は、新太と会っていなかった。
LINEのやり取りもない。
やっぱり、恋人が出来たら、馴れ馴れしくするのはよくないと思うから。
……そういや新太の恋人って、どんな人なんだろう。
社内恋愛かな。
……なんで私、聞かなかったんだろう。
暇だなー。
合コンの予定もないしなあ。
いつもなら、仕事帰りに新太と鳥姫で飲み、帰り道にあるTSUTAYAに入ってお互いに借りたい作品を1枚ずつ選ぶのが常だ。
けれど、そんな日はもう来ない。
新太に恋人が出来たから。
あれ以来私は、新太と会っていなかった。
LINEのやり取りもない。
やっぱり、恋人が出来たら、馴れ馴れしくするのはよくないと思うから。
……そういや新太の恋人って、どんな人なんだろう。
社内恋愛かな。
……なんで私、聞かなかったんだろう。