失い続けて見つけたモノ
――――え?
私は何がどうなったか解らなかった
何秒そうしていたのだろう…
侑はすっと元の場所に座った…
「ねぇ侑「お待たせ〜!!」」
詩音がみんなの分のジュースを抱えて走って来た
「あ〜昌也起きろやっ!」
詩音が乱暴に昌也を叩くと
「あれ?パンださんとウサぎさんは?」
「「「は?」」」
「え?夢かっ!」
昌也がいったいどんな夢を見ていたかは誰も知らない…
家に着いてシャワーを浴びた
そして今日の事をひとつひとつ考えていた…
侑…
なんで抱きしめたの?
何がゴメンなの?
私の足だけが日焼けをしていた…
そっかあそこは日が当たってたな…
この日焼けが私と侑の距離なんだよね…
本当なんなんだろう…
ただ涙があふれてきた…