失い続けて見つけたモノ


「私が呼んでるからだ」


………


このいかにも自分中心に地球が回っていそうな女は

飛田 詩音 同い年


身長は私より低いが

綺麗な顔で気が強い



憎まれ口を叩きながらも私の1番の親友



「ねぇ暑すぎだし…春だよね今?」


「詩音がそういうから体感温度がさらに上がって最悪だよ」


ただでさえだるい入学式だこれ以上だるい事を増やしたくない…



「へいへいどうせ私は暑苦しい子ですよ」



「解ってるなら喋るなよ」


「やんのかコラ」
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