イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)

得意かと言われると私も苦手だ。

だが、やって貰ってばかりだし
これぐらいやらないとアピールにならない。

少しは、努力しなくちゃあ!!

「だ、大丈夫です。私に任せて下さい」

作り方も書いてあるし

「何だかお前のやる気は、ある意味心配だな。
まぁ…いいか。お前に任せる」

そう言い私に任せてくれた。

やった…これは、チャンスよ!

「はい。お任せ下さい」

私は、ニコッと笑顔で返事した。

やる気を心配されるのは、
正直傷ついたが正論だ。

だから気を付けなくては……。

「そういえば、他に何か言ってなかったか?
保護者会とか」

保護者会……?あっ!!

「言っていました。
明後日にいつもの通りの時間でやると」

うっかり忘れる所だったわ。

「それを早く言え。ったく
忘れているのじゃねぇーぞ!?
こっちも都合を合わせないとならねぇーんだから」

呆れたようにツッコまれた。

「……すみません。」

大事な事を言うのを忘れる所だった。

あぁ頑張らなくては、
少しは、振り向いてもらえるように。

そして私は、衣装作りを始めた。

えっと……まず睦月君のサイズを測って
布を切らないと

「睦月君。寸法測ろうか?」

メジャーを出しながら呼んだ。

睦月君の寸法を測り紙に書いた。

そして貰った型紙をサイズに
合わせて布を切るつもりだったのだが
上手く切れない。

「意外と難しいわね。
あぁギザギザになっちゃった!?」

何とか切ると仮縫いをする事にする。

これが、また大変だった。
なんせ苦手な上に衣装作りなんて初めてだし

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