イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
「本当に大丈夫なので。
他のお母様達も居りますし
早く食べに行かないと無くなっちゃいますよ?
睦月君だってお腹空いたよね?」
睦月君を見るとフランクフルトを食べていた。
あれ?いつの間に?
驚いていると拓馬君が
「あんたらの話が長いから俺が貰ってきた」
呆れた表情をしながら教えてくれた。
そう……。
それは、また申し訳ない事をしてしまった。
「ありがとう。拓馬君」
「まぁ、いいって事よ!」
フランクフルトを食べながら言ってくる。
しっかりしてるわよね。拓馬君って
苦笑いしながら2人を見ていた。
その後
無事にお遊戯会が終わった。
色々ハプニングがあったけど
無事に終わって良かったと思う。
しかもお遊戯会の後
変化があった人物が居た。
それは……。
「睦月様~!!」
茉莉華ちゃんだった。
えっ?睦月……様?
あれ以来、茉莉華ちゃんは、
睦月君にベッタリくっついて離れない。
どうやら睦月君に惚れてしまったらしい。
「もう帰っちゃうの?
茉莉華も一緒に帰りますわ」
「はぁっ?お前……あれだけ俺らみたいな
低俗と遊ばないって言ってたじゃねぇーかよ!?
大体、お前ん家って車じゃねぇーか」
拓馬君は、呆れた表情でツッコんだ。
「そんな過去の話を持ち出さないで。
茉莉華は、睦月様のお嫁さんになるって
決めたのですわ」
頬を赤くしながら言う茉莉華ちゃん。