イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)

先生は、素直ではないから
簡単に許すとか言わないだろうから

これがそういう意味だろうと勝手に判断した。

「睦月君。良かったね。
子猫は、私達が面倒を見るならいいって」

そう言って教えてあげた。

睦月君は、子猫をジッと見つめている。
そして、私達で飼う事に。

冷蔵庫から牛乳を取り出すと温める。

お皿に注いで出してあげた。
もちろん飲みやすい程度の温かさで

「ニャーニャー」

ペロペロと牛乳を舐める子猫。
飼うなら猫用のキャットフードとか
色々買わないとな。

「えっと…子猫の名前決めないとね。
何がいいかしら?」

子猫という名前だと可哀想だし……うーん。

猫太、小太郎……シロ?
どれもイマイチかしら?他には……。

すると睦月君がボソッと
「白雪……」と言ってきた。

白雪!?

「それって白雪姫の白雪……?」

そう尋ねるとコクリと頷いてくれた。

なるほど
とても可愛らしい名前ね。

「いいんじゃないかしら?
可愛い名前だし……あ、でもメスかしら?」

オスに白雪だと、ちょっとまずいかも
そう思って確認するとメスだった。

良かった。
これで名前が決まった。

睦月君がおやつを食べている間
私は、ノートパソコンで猫の飼い方を調べる事に。

うーん。今何歳ぐらいかしら?

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