イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
「あ、猫に牛乳をあげたらダメなの!?」
調べて驚く事もあった。
牛乳は、猫によって下痢になる場合があるらしい。
チラッと白雪を見る。
もう半分ぐらいは、飲んでいた。
だ、大丈夫かしら……?
エサも色々と種類があり
年齢によって違うとか
飼い方も複雑で難しそう。
これは、まとめて覚えないと……。
確かに先生が言った通り
生半可な気持ちで飼うべきではない。
何枚かプリントアップしておく。
「睦月君。おやつを食べてたら
ペットショップに行こうか?」
そう言うとコクリと頷いた。
おやつを食べた後
一緒にペットショップに向かった。
子猫は、手提げカバンに入れて連れて行く。
本当は、子猫用のケージや
バッグに入れないといけないのだけど……。
このペットショップは、
ペット持ち込み可能だ。
「あの……すみません。
この子に合うエサって何ですか?」
店員さんに教えてもらいながら選んだ。
他にもトイレ用品なども
そして色々まとめてレジに持って行くと
値段に驚いた。
嘘っ……こんなに高いの!?
慌ててお財布の中身を確認する。
うっ……足りない。
揃えるとこんなにお金が、かかるとは……。
チラッと見ると睦月君がジッと私を見ていた。
仕方がない……カードを使うか。
財布からカードを出そうとしたら横から
スッと手が出てきてカードを出してきた。
えっ!?
その出された手の方向を見ると先生だった。
「せ、先生!?」
「これ、一括で」
そう言って先生は、
カードで支払ってくれた。