イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
最高のクリスマスイブ。
これからもその笑顔を守りたい。
そう心に誓った。
その後。
私は、しばらく入院する事になった。
車は、スピードが出てなかったため
衝撃が軽く済んだらしい。
それでも足にヒビが入ったり
意識が無くて危なかったらしい。
ある意味、生きているだけ
運が良かったのかも知れない。
退院の日。
街中などは、クリスマスシーズンになっていた。
もうすぐクリスマスなんだ。
ちなみに私の誕生日は、
クリスマスイブだったりする。
「もうすぐクリスマスなんですね」
「……そうだな」
興味がないのか素っ気ない態度の先生。
「…………。」
言いにくい。誕生日だと……。
誕生日の事を打ち明けて
クリスマスと一緒にお祝いしたかった。
だけど……それって迷惑だろうか?
せめて、それとなく伝えたい。
「あの……普段クリスマスって
どうしているのですか?」
素朴な疑問として言ってみる。
「……去年は、睦月の行きたいお店で
飯を食って終った」
えっ……?外食だけ?
「プレゼントとか、お祝いのような事は……」