イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
「めんどくせーから家で祝うかよ。
プレゼントは、サンタに頼むもんだろ」
あっ……そうだった。
プレゼントは、サンタさんにしないと
いけないわよね。
睦月君が聞いているし。
しかし、先生がサンタさんというと
何だか可笑しい。可愛いけど
パーティーは、しないのか。
残念に思いつつもそれなら
パーティーをしてみたいと思った。
「あ、あの…それなら今年は、
自宅でクリスマスパーティーをしませんか?」
思い切って言ってみた。
「自宅でパーティーだと?」
「はい。もちろん言った以上は、
私が全てやります。
ご馳走を作って、クリスマスっぽく
飾りつけをして……どうですか?」
ホームパーティーをやりたい。
「……また、めんどくさいことを……」
呆れたように先生は、ため息を吐いた。
「お願いします!
迷惑をかけないようにしますから」
必死に頼み込んだ。
そうしたら
「ったく、まぁ勝手にしろ」
ため息を吐きながら言われた。
ってことは……やってもいいんだ!?
絶対に成功させたい。
ついでに誕生日のことを言えるきっかけがあれば
それから私は、
クリスマスパーティーの準備を始めた。
まずは、飾りつけをしなくちゃあ。
お店で小さなツリーを買い飾りつけをする。