イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
「ったく、しようがない奴だな。
お前は……まったく」
呆れながらも先生は、クスッと微笑んだ。
先生……。
するとチュッとあの時みたいに
おでこにkissをしてくれた。
先生が私に……。
身体中が熱くなってくる。
だが、何だか視線を感じる。
チラッと見ると睦月君がジッと
白雪を抱っこしたまま見ていた。
ハッ!!
見られているし
そうしたら睦月君は、
くるりと向きを返えて
「白雪。僕達は、部屋に戻ろうか」
そう言ってきた。
えぇっ!?
「む、睦月君。
気を遣わなくていいからね!?」
慌てて止めた。
変に気を遣わせてしまった。
するとこちらを見ながら
「でも茉莉華ちゃんが言ってたよ?
パパとママが仲良くしてたら
弟か妹が産まれるって」
そう言ってきた。
えっ!?
どういうこと……?
「睦月君……?」
「…僕。妹が欲しい」
とんでもない発言を言ってきた。
えぇっ!?
な、何を言い出すのだろうか。
い、妹だなんて……産むって私が?