イクメン作家と恋心。初期版2巻(修正済み)
「えっ?ダメですか?」
「当たり前じゃない。
睦月君は、一般人なんだから」
慌てて叱る。
こんなのを広められたら大変なことになる。
一度報道された時も睦月君の影響力は、凄かった。
なんせ先生に似て美形だ。
キッズモデルにならないかと?とスカウトまで
されたぐらい可愛らしい。
しかし雪城さんは、
「大丈夫ですよ~悪用する訳ではないですから。
あ、ほら。早速コメントといいねが!?
可愛い~だって。
やっぱり可愛いですもんね」
まったく悪いと思っていないようだ。
しかも、すでに貼っちゃってるし……。
どうしよう。
先生に知られたら怒られそう。
睦月君も嫌な気分になってるかしら?
「ごめんね……睦月君」
何故か私が謝った。
すると睦月君は、首を横に振るう。
「なんなら……もう1枚撮っておく?
お姉ちゃん」
嫌がるところか
もう1枚サービスしてくれると言う。
睦月君!?
「えっ!?いいの?」
喜ぶ雪城さん。
いや、良くないから……。